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No.5-8
上田假奈代 / Profile AB型 URL:www.kanayo-net.com
1969年奈良県吉野生まれ。闘う天才料理詩人・救わない巫女。
大阪市立文化事業実行委員会発行「カルチャーポケットC/P」に「生きる詩人になる方法」連載中。
3歳から詩人。2000年からトイレ連込朗読プロジェクトを実施。
知る人ぞ知る上田假奈代が語りかける。

におい演出家といふお仕事

- 前半 -
OK girl日
体液パフォーマンス
においの旅
ムズムズ好奇心

- 後半 -
においのしない男の物語
五月雨
箱女
コトバとにおい

お仕事訪問先




- Back Number -
イベント・アイ特集連載コラム
Monochrome Column
上田假奈代なモノクローム


編集:池田 剛
文章:上田假奈代
意匠:ビット田村
仕掛:ドクタ丸尾



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におい演出家といふお仕事
におい演出家といふお仕事
上田假奈代

8 コトバとにおい

さて、ふたりのコラボレーションライブ「R指定 詩とにおい」(仮)は
ハコとの調整に手間取り、日程が決まらずにいる。

どんなライブイベントになるのか、興味津々である。

彼女と話してみて、
舞台演出に、においが組み込まれた時の効果を想像するだけで
どうして今まで誰も考えつかなっかたのだろうと思うようになった。

東京での「R指定ライブ」では、天井から床すれすれまで薄く白い布を
何重にも垂らし、そこに映像を映した。
そして、朗読中のあるコトバをきっかけに、布を全部落とした。

その話をすると、すかさず彼女は
「床ににおいのする、例えば灰や香りをつけた羽毛を敷き詰めてあれば、
布が落ちた瞬間、においとともに舞い上がる、とか、どう?」と言う。

舞い散る白。
そして広がっていく目に見えない、におい。
においをくぐって、詩のコトバが織り成していく時間。

コトバがにおいとともに
海馬の小箱に納まっていく。
あるいは、記憶の小箱が開くかもしれない。

においの演出家といふお仕事は
日本におそらく彼女ひとりしかいないはずだ。
「絶対、仕事として確立させるよ」と彼女は、力強い声で言う。

秋には、又においのイベントそしてこれからの活動には、においのインスタレーション、
におい本の制作を予定している。

完

上田假奈代
次回のコラムは6月15日です。お楽しみに...

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