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No.1-2
上田假奈代 / Profile AB型 URL:www.kanayo-net.com
1969年奈良県吉野生まれ。闘う天才料理詩人・救わない巫女。
大阪市立文化事業実行委員会発行「カルチャーポケットC/P」に「生きる詩人になる方法」連載中。
3歳から詩人。2000年からトイレ連込朗読プロジェクトを実施。
知る人ぞ知る上田假奈代が語りかける。

銭湯の番台といふお仕事

- 前半 -
喜びのダンスしながら......
男湯も同じ造りと......
「ああ幸せ」と呟かれる場所......
あまり似てない姉妹だけれど

- 後半 -
大きなお風呂愛好家が......
お客さんに「ご馳走さん」と......
銭湯史における世相の......
人が集う銭湯の番台を......

お仕事訪問先


- Back Number -
イベント・アイ特集連載コラム
Monochrome Column
上田假奈代なモノクローム


編集:池田 剛
文章:上田假奈代
意匠:ビット田村
仕掛:ドクタ丸尾



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銭湯の番台といふお仕事
銭湯の番台といふお仕事
上田假奈代

男湯も同じ造りと知りながら覗いてみたくなる乙女心よ

灰色の煙突が空に伸びている。
連なる屋根を眺めているような煙突には、赤い温泉マークと「東温泉」の文字がある。

辺りには、内風呂を備えている家も多そうだ。
それでも昭和の中ごろに建てられたと見られる2階建て文化住宅もあちこちにある。
近くには大きな道路が走り、閑静な住宅地といった風情ではない。下町という感じでもないが、人がざわめいて生きているような街だと思った。

「東温泉はコインランドリー併設だよ」と、彼女はチャリを停め、隅のトタンでできた裏口扉から入っていく。
ついて中に入ると、そこは銭湯の脱衣場で、男湯の方だった。

待合所を片付けていたオーナーが「もう電気をつけたから、どこでも撮影したらいい」とすすめてくれる。
彼女も慣れた手つきで仕事の準備をしているので、まずは普段入れない男湯へ、入っていく。

湯気のたちこめるなか、くもるレンズを拭きながら撮影。一番風呂のいい匂いを吸い込む。

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