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No.1-6
上田假奈代 / Profile AB型 URL:www.kanayo-net.com
1969年奈良県吉野生まれ。闘う天才料理詩人・救わない巫女。
大阪市立文化事業実行委員会発行「カルチャーポケットC/P」に「生きる詩人になる方法」連載中。
3歳から詩人。2000年からトイレ連込朗読プロジェクトを実施。
知る人ぞ知る上田假奈代が語りかける。

銭湯の番台といふお仕事

- 前半 -
喜びのダンスしながら......
男湯も同じ造りと......
「ああ幸せ」と呟かれる場所......
あまり似てない姉妹だけれど

- 後半 -
大きなお風呂愛好家が......
お客さんに「ご馳走さん」と......
銭湯史における世相の......
人が集う銭湯の番台を......

お仕事訪問先


- Back Number -
イベント・アイ特集連載コラム
Monochrome Column
上田假奈代なモノクローム


編集:池田 剛
文章:上田假奈代
意匠:ビット田村
仕掛:ドクタ丸尾



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銭湯の番台といふお仕事
銭湯の番台といふお仕事
上田假奈代

お客さんに「ご馳走さん」と喜んでもらえると、自分も嬉しい

「番台仕事は自分に向いてると思うよ、嫌やなんて一度も思ったことない」と、顔をあげる。
なぜかその時、わたしはハッとした。

仕事への誇りを、妹の声にみつけたからだ。


毎日まいにちの仕事である。
感情的にだるい、面倒だと思わない瞬間はないわけではないはずだ。
いくら気持ちのよいお客さんが多いとはいえ、洗髪しますか、と尋ね、
「このアタマのどこ洗うんや」と怒りつけられたこともあると言っていた。


彼女がこの仕事を何よりも魅力だと感じるのは、リラックスモードでやって来るお客さんを笑顔で迎え入れることだと言う。
「気持ちよかったよ、ご馳走さん」と言って帰っていくお客さんの背中を見送ると、こちらまでいい気持ちになるからね、と微笑む。

「でもね、ヒマな雨の日は、待合いのテレビをぼーと見ているだけやから、苦痛も苦痛」と少し顔をしかめた。

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