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No.7-2
上田假奈代 / Profile AB型 URL:www.kanayo-net.com
1969年奈良県吉野生まれ。闘う天才料理詩人・救わない巫女。
大阪市立文化事業実行委員会発行「カルチャーポケットC/P」に「生きる詩人になる方法」連載中。
3歳から詩人。2000年からトイレ連込朗読プロジェクトを実施。
知る人ぞ知る上田假奈代が語りかける。

webデザイナーといふお仕事

- 前半 -
非常階段
雨上がりとコンピュータ
ブルーが基本
終電より遅い日々

- 後半 -
海が待っている
島とうがらしとアボガド
四柱推命
子猫とカーディガン

お仕事訪問先

- Back Number -
イベント・アイ特集連載コラム
Monochrome Column
上田假奈代なモノクローム


編集:池田 剛
文章:上田假奈代
意匠:ビット田村
仕掛:ドクタ丸尾



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webデザイナーといふお仕事
webデザイナーといふお仕事
上田假奈代

2 雨上がりとコンピュータ

うお腹がすいて我慢できないよ、とふたりで
顔を見まわせた。本日は、みきちゃんの仕事がひと段落ということで
かねてから約束していた取材。「ちょっくら行ってきます」と
事務所の人に声をかけ、エレベータを降りて、夕御飯にでかけた。

南船場の20:30。
会社帰りのOLたちやカップル姿が目立つ。

彼女が「パスタがいいかな」と雨あがりの道を
一軒のおしゃれな店に案内してくれた。

テラス席に腰を落ち着け、注文をすますと、
道行く人をながめながら、さっそく
彼女に、コンピュータとの出逢いについて話を聞いていみた。

幼稚園児のころから、テレビゲームに親しみ
小学校に通いはじめた頃には、機械好きの臨床工学医師であるお父さまの影響で、自宅にあったパソコンPC8001を触っていたという。

カセットテープでプログラムを読み込み、ゲームをしていたというのだから恐るべき小学生である。当時暮らしていたマンションの階上に、PC6001をもった2つ年下の友人がいて小学PC仲間として、遊技の時間を過ごす。

中学生になるまでには、MSXなどの数台のマシンをいじり、
高校2年生のときに、お父さまから、まさしくパーソナルな自分専用のPC98を
プレゼントされたそうである。
ノート型のPC98を使って、当時流行最先端のパソ通をはじめる。

パソ通は、おもに情報収集に用いた。
OSはMS-DOSで、その画面をかえるジョークなソフトをダウンロードするなど、
開拓精神あふれるユーザーだったようである。

自宅にはカラーのPC98がもう一台あり、絵を描いて遊んでいた。
美術への関心が高く、芸術大学への進学の際には、
イラストコースに進もうと思ったものの、CGを学べるコースを選ぶ。

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